施工概要 / OVERVIEW
【地域】滋賀県湖南市 【施工内容】マンション 【工期】127人工 2ヶ月(屋上防水工事・ベランダ防水工事も含む) 【施工箇所】外壁 【建物構造】鉄筋コンクリート造4階建て工程の概要 / PROJECT DETAILS
【1】足場組み・シート養生 【2】外壁調査・マーキング 【3】報告書作成・補修のご提案 【4】外壁の高圧洗浄 【5】コーキング打ち替え 【6】剥離箇所の撤去 【7】左官補修 【8】クラック部分のUカット・補修 【9】外壁の塗装(下塗り→中塗り→上塗り)工事の概要
今回ご紹介するのは滋賀県湖南市に建つ、鉄筋コンクリート造4階建てマンションの雨漏り対策として、外壁塗装工事を手掛けた事例です。 外壁塗装工事と併せて、雨漏りの原因の一つである屋上防水工事も実施しました。 当社にご相談があり、施工させていただきました。

今回の工事の内容
それでは、今回の作業の流れをご紹介します。 お施主様は建設当初の図面をご用意されており、そちらを拝見しながら原因調査を開始しました。
【1】足場組み・シート養生
外壁を塗装するための足場の仮設工事を行います。 足場は作業をスムーズ、安全に実施するという目的があります。 さらに、吹き付け塗装を実施する際、塗料が周辺に飛散するのを防ぐためのシート養生を取り付ける目的があります。 当社は吹き付けによる塗装を得意としており、養生作業に関してもたくさんのノウハウを持っています。 周囲への飛散は大きなトラブルを生むため、丁寧に作業を行う必要があります。【2】外壁調査・マーキング
組んだ足場に登り、外壁すべてをくまなく調査します。 外壁全面を塗装する工事を実施しますが、雨漏り対策のためには塗装だけでなく外壁の下地から補修が必要になります。 外壁の劣化している部分を発見し、下地からの補修が、どの場所に必要なのかを判別します。 調査には、打診検査という方法を採用しました。 打診検査は、テスト用のハンマーや打診棒を用います。 外壁をハンマーや打診棒で叩き、その音によって外壁の劣化している箇所を判別します。 さらに目視や、手で触る触診によって、補修が必要な部分を洗い出しました。 補修が必要な部分には、赤や黄色のスプレーを用いてマーキング(しるしを付ける作業)をしておきます。

【3】報告書作成・補修のご提案
外壁調査によって、どの部分が劣化しており、補修が必要なのかを見つけました。 その調査結果を報告書にまとめてお施主様に提出し、補修方法や補修範囲、掛かる費用といった補修計画をご提案しました。 お施主様より、・費用を出来る限り抑えたい ・ただし、雨漏りの対策はしっかり行うといったご要望がありましたので、ご相談のうえ補修内容を決定しました。 今回は費用を抑えるため、外壁に取り付けてある窓の格子や、階段の手すりといった部分の塗装は省略しました。 現状の劣化具合であれば、雨漏り原因からは外れるため、早急に実施するべき内容ではないためです。プライマー材の塗布を行いました。 基本的に、ローラーで塗っていきます。プライマー材の後、赤色の塗料で、2回塗りを行いました。【4】外壁の高圧洗浄
次に、外壁の高圧洗浄を行います。

【5】コーキング打ち替え
次に、外壁の目地に使用されている、劣化したコーキング(目地材)を撤去します。 写真は、外壁の一番上部にあるパラペットと呼ばれる部分の目地です。




【6】剥離箇所の撤去
次に、外壁調査にてマーキングした部分(赤や黄色のスプレーを用いてしるしを付けた箇所)のうち、下地の劣化がある部分について、作業を行います。
【7】左官補修
劣化した下地を撤去したあとは、その部分を左官補修します。 劣化具合に応じて、補修方法を使い分けるようにしています。 劣化が少ない場合は、ボンドを塗布します。 ボンドは次に塗る塗料の密着性を高める材質のものを選択しています。




【9】外壁の塗装(下塗り→中塗り→上塗り)
入念に補修を行った後に、塗装作業を実施します。 塗装作業は、下塗り、中塗り、上塗りの3層の塗装を行います。 今回選定した塗料は、当社が登録店として加入しているアステックペイントという塗料メーカーのものを採用しました。 CMなどを実施していないメーカーで他社に比べ圧倒的に安価な塗料を扱っています。 昨今の物価高に合わせて塗料の仕入れ値も高騰していますが、お客様の少しでも費用を抑えたいというご希望に応えるため、選択しました。 また、アステックペイント社では今回キャンペーンを実施していたため、お客様には費用をさらに安価に抑えることができました。 過去にも採用したことのある塗料で、施工後のトラブルも発生していないため品質にももちろん問題ありません。 作業は、まず塗装しない部分をマスキングします。 そして、下塗りを実施します。 ホワイトフィラーAⅡという塗料を選択しました。 今回はローラー塗りによる塗装と、吹付けによる塗装を使い分けました。 住人の方が利用される通路や階段部分は、飛散が少ないローラー塗り、それ以外の部分は施工効率を上げることができる吹付けを選択しています。



まとめ

→ 工熟練の職人による鉄筋コンクリート造の雨漏り対策として、外壁塗装工事をお任せしたい方は、村上塗装工業までご相談ください。























